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9月19日放送の『激レアさんを連れてきた』に、大学生の時にたまたま知った廃業寸前の
老舗かまぼこ屋さんを自分と全然関係ないのにほっとけないから2年半かけて復活させた人が
出演します。
現在は、かまぼこ屋さんの社長となっている林田茉優さんです。
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林田茉優さんと老舗かまぼこ屋さんの出会い
林田茉優さんは、大学4年時に受講していた授業がきっかけで企業を訪問し、
その企業の課題解決に向けたアプローチを考える「ベンチャー起業論」という授業の課題で、
“廃業”をテーマにリサーチ。
その時に、1年間休業し廃業寸前だった「吉開(よしがい)のかまぼこ」のことをたまたま
人づてに聞いたのだそう。
実際に先代の吉開さんに詳しい話を聞きに行った茉優さん。
すると、お店自体は黒字だったのだが、吉開さんが過労から倒れ、後継もいなかったことから
休業を余儀なくされた事実を知ったそうです。
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林田茉優さんの決断
吉開さんの悲しそうな表情を見て「私が解決しないと!」と決心。
困っている人を見ると、自分の事は後回しにして助けたくなってしまう性格だそうで、
「吉開のかまぼこ勝手に復活プロジェクト」がスタートしたそうです。
60社以上の食品会社に片っ端から「かまぼこ屋さんを買っていただけませんか?」とお願いするも、
断られ続けたそうです。
茉優さんはその後、物流会社に就職。
一度も会社には行かず復活プロジェクトに全精力を注ぐことになり就職先の驚きのリアクションが!!
やがて買収してくれる会社も見つからないまま、あっという間に2年が経過。
すると、茉優さんはある“救世主”と出会うことになるそうです。
今までの苦労が嘘のように話が進んだそうです。
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林田茉優さんの転機
その後、茉優さんはかまぼこ屋さんの社長に就任します。
さらには、工場長に就いた人物は元ポーカーのディーラーのメンバーで復活への経営の舵をきります。
吉開の物語 ー story
吉開ホームページより
明治23年に創業し、130年以上地元の福岡県みやま市の地域をはじめとする
日本全国のお客様に愛して頂き、営んできました。
アレルギーをお持ちのお客様より「無添加のかまぼこを作って欲しい」とお声を頂き、
3代目吉開喜代次氏の代より完全無添加にこだわったかまぼこづくりに取り組み、
多くのお客様に喜んで頂きました。
しかし、2018年に高齢による体力の限界と後継者不在で休業へ。
もう廃業するしかない状況でしたが、「また安心安全で美味しいかまぼこを食べたい」と
沢山の復活を願う声が寄せられました。
お客様の期待の声に応えたいと熱く語る吉開氏の姿に、当時学生だった私、林田は感銘を受け、復活に向けて奮闘を続けてきました。
休業して4年と長らくお待たせしてしまいましたが、再びお客様へ吉開のかまぼこを
お届けできることを心より嬉しく思います。
ずっと支えてくださったお客様への感謝を込めて、日々のかまぼこ作りに励んでいきます。
「吉開(よしがい)のかまぼこ」の商品を見るととても素朴で伝統を感じるものでした。
その味が途絶えずに現在もいただく事ができる事は、奇跡的な林田茉優さんとの出会いだった
と思います。
一人の人間の大きな可能性とパワーが周りの人たちを動かして大きな事を成し遂げるのだと
感じました。
誰にでもその可能性はあるのかも知れません。